こんにちは。NOBスタッフの柳です。
私がNOBと出会ったのは去年の3月になります。
当時は受験生だったのでどこか勉強できるスペースはないかと探していました。
受験生が想像する勉強スペースといえば個別のブースで仕切られた無音の空間が多いと思いますが、私はそれがなんだか部屋に詰められているようで息苦しく感じ、ホームページの写真を見て「NOBに行ってみよう」と思いました。
実際に利用してみてまず初めにびっくりしたのは、スペースそのものの空気感についてです。
当時自分の中には「働く」=「企業に勤める」のような図式があり、コワーキングスペースやテレワークの存在は知っていましたが会社に出向かなくて良いというメリットしか思いつきませんでした。
また、コワーキングスペースについてもカフェのイメージと近かったため、「スタッフはカフェで言う店員で、会員の人たちはお金を払って黙々と自分の仕事をする」と言ったイメージでした。
しかしNOBでは想像とは違った光景がありました。仲のいい会員様同士は笑顔で挨拶をしてお昼の約束をしたり、スタッフがフリーランスの方のお話を聞いて「その仕事できる人NOBにいるかも!」とアイデアを出していたり、とにかくコミュニケーションがどこかしらで起きている場所だったんです。それでいてガヤガヤしているといった感じはなく、不思議な空間でした。自習室のような詰まるような気分はそこにはなく、「ここにしよう!」と思ったのを覚えています。
ここで勉強をずっとしていたのは今覚えば他の会員さんから見れば珍しかったかもしれません(笑)
それにもかかわらずコミュニケーションをとってくださる会員さんもいて、その人数がだんだん増え、ご自身のお仕事を紹介してくださったり、試験の前にはたくさん応援の言葉をいただき力になりました。
また、勉強をしていく合間で会員様の多様なワークスタイルに触れることで、今まで遠い存在だと思えていた職業やフリーランス・ノマドワーカーといった働き方が将来の選択肢として追加されたのは受験のモチベーションを保つ上でとても貴重なことでした。
現在、私は第一志望であった筑波大学で経営工学を学んでいます。受験のためであった勉強が自己実現のための勉強に変わり、自分から率先してコミュニケーションを取れる機会が増えたことで、NOBで得られるものがさらに増えた気がします。
特にNOBが定期的に開催している交流会では初めて話す会員様の意外な一面を知れたり、トークセッションにおいて仕事での実際の苦悩や取り組みを直に聞くことができたりと、とても貴重な機会になっています。会員様同士が新たな交友関係を気づくことができると言った点でもNOBの活性化に繋がっていると思います。
勉強をしていた私を気軽にNOBの仲間として受け入れてくれた暖かい空間を、今度はスタッフとしてどのように提供できるかを考えています。